Dragon’s Dogma DARK ARISEN はサクッと遊べるオープンワールドゲーム

2022年6月17日にDragon’s Dogma2の制作決定が発表されました。
タイムリーなことに、その発表の少し前にドラゴンズドグマを遊んでいて、すごく楽しかった感覚がまだ残ってるので2も期待できそう!ということでこの良さを知ってもらいたく書いてみることにしました。
プラットフォーム | PS4、Xbox One、Windows、Nintendo Switch |
ジャンル | オープンワールドアクションRPG |
発売日 | 2012年5月24日 |
開発元 | カプコン |
ドラゴンズドグマとは?

2012年5月24日にPlayStation 3、Xbox 360向けに発売されたゲーム。
剣と魔法のハイファンタジーの世界観でメインストーリーはあるものの、自由に冒険を楽しめるオープンワールドアクションRPGとなっています。
デビルメイクライシリーズのプロデューサー、ディレクターの小林 裕幸さん、伊津野 英昭さんとモンスターハンターシリーズの音楽を担当された牧野 忠義さんなど、ビッグタイトルの開発メンバーが参加しており当時話題になった記憶があります。
ストーリー

主人公は小さな漁村に住む村人。突如飛来したドラゴンに村が襲撃され、多くの人が焼かれ逃げ惑う中、兵士が落とした剣を手に取りドラゴンへ突き立てた。
それを見たドラゴンは主人公の心臓を奪い、飛び去っていく。心臓を奪われたはずの主人公は目を覚まし不老の覚者となった。自分の心臓を取り戻すためドラゴンの元へ向かうところから物語は始まる。
好きなポイント
アクションが楽しい

ドラゴンズドグマの楽しさは半分以上このアクションにあると言っても過言ではないと思います。
ジャンプやローリングで敵の攻撃を避けつつ手にした武器で反撃、時には敵に飛び乗りよじ登って弱点をピンポイントで攻撃する。敵に接触することが多いので存在感があり、当たり判定が違和感なく設定されていて快適に操作できる。
出が届く壁の縁も登ることができるので敵を上を取りたい時などに近くの壁に登って弓の射線を作るなんてこともできるし、高所から敵に掴みかかることもできるので自由度が高い。
探索が楽しい

オープンワールド系のゲームの例に漏れずマップを埋めていくのが楽しい。
メインで利用する街でクエストを受け、遠くのマップへ移動、そこでイベントが発生したり良いアイテムが手に入ったり、いろんなことが起きる。
気軽にクエストを受けてしまい、やたら遠い目的地に到着する前に強い敵に遭い失敗するなんてこともよくある。
結構宝箱が点在しており、時間経過で中身がランダムで復活するので、宝箱の場所を覚えておけば結構アイテムが手に入るのも嬉しい。
仲間とのやり取りが楽しい

ドラゴンズドグマは一人プレイですが、「ポーン」という従者を一人連れて回れます。また、他に二人までポーンを連れて行くことができ、それはオンラインモードだと他のプレイヤーが育てたポーンを選択できるので、かっこいい、かわいい、変なポーンがいることも面白い。
連れているポーンは性格と場面、経験により色々喋ってくれます。
例えば炎が弱点の敵に炎の魔法を使うとポーンがそれを覚えてくれて、次から「炎が弱点です!」と教えてくれる。状態異常にかかると「今助けます!」など、声をかけてくれるのがすごく楽しい。
このあたりがオンラインのようなオフラインゲームって感じがして良いですね。
音楽・効果音が好き
BGMがとにかく良くて、イベントで流れたり、突然強敵が現れたりした際に勇ましく盛り上がるBGMがタイミングよく流れてめちゃくちゃテンションが上がります。
黒呪島の入り口のBGMはドラゴンズドグマ本編とはまた違う、落ち着いた夜の神秘のような雰囲気が素敵です。
敵を攻撃したときの斬撃音や、魔法を当てたときの効果音がとても気持ち良い。効果がないときはしょぼしょぼな音で効いてない感もあるので弱点を探すこと自体も楽しくて良いです。
高いところから落ちたら着地できず地面にべしゃっとなるのですが、本当に「べしゃ」という音がして笑ってしまいます。
マルチエンディングがある
ストーリーの進行で分岐し、いくつかのエンディングが存在します。
エンディングによっては、このドラゴンズドグマがどういう世界なのかということがわかってくるので、時間があれば見てみることをおすすめします。
NPCと結婚できる
見えない好感度が設定されており、接し方によって好感度が上がったり下がったりします。
最終的には結婚指輪を渡して結婚することができます。
好感度が高くなるとどうなるかって?イイことがあるよ!
黒呪島が楽しい

拡張版のタイトルである「DARK ARISEN」(ダークアリズン)で追加されたダンジョン「黒呪島」は全体的に敵が強く、スキルが強化されるアクセサリーなど、レアアイテムもたくさん手に入るクリア後のお楽しみダンジョンです。
オープンワールドにあるあるですが、寄り道しすぎると強くなりすぎてしまい、ラスボスがあっけないということがあります。ドラゴンズドグマでは本編を進めるだけでは黒呪島のモンスターには敵いません。クリア後にまた新鮮な気持ちで新ダンジョンに挑めるのも嬉しいですね。
イマイチなポイント
オープンワールドにしては世界が狭い
オープンワールドと謳っている割に、物理的に歩ける範囲が他のゲームに比べると狭い点についてドラゴンズドグマの評価で上がることが多いです。
例えば、「Skyrim」だとリバーウッド~ウィンドヘルムくらいの範囲、「ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド」だと始まりの台地+塔一つ分のマップくらいかなと思います。
逆に言えばオープンワールドにしては短い時間で遊び尽くすことができそうなので、その点については良い点かもしれません。
記事のタイトルに「サクッと遊べる」と書きましたが、僕のプレイ時間はSteam版だけで90時間を超えています。(周回してるせい)元々PS3で遊んでいたことがあるのにこのくらいの時間遊んでいるということを考えると、まぁまぁ長い時間遊べるんじゃないでしょうか。
世界観やストーリーは良いのに説明不足
覚者とポーン、なぜ突然ドラゴンが現れたのか、そのドラゴンによる破滅を信仰とする団体など、掘り下げたりしっかりストーリーを描けばかなり面白そうな材料があるのに割りとあっさりと進めるところはデビルメイクライシリーズのストーリーの描き方に近い物を感じます。
いくつかバージョンがある
2012年5月24日にオリジナルのドラゴンズドグマがPS3とXbox 360で発売。
その後、拡張版としてダークアリズンがPC、PS4、Xbox Oneで発売されました。
拡張版と言うよりは完全版と言った方がニュアンスは近いと思います。実際オリジナル版はもう手に入らないのでダークアリズンが正式に「ドラゴンズドグマ」と読んで良さそうな雰囲気ですね。
PS4、Xbox One、Steam、Nintendo Switch でプレイできるので、それぞれ自分のプレイできる環境で遊んでみてください!